18/04/19【熱風 4月号】神田松之丞ロングインタビュー(スタジオジブリ)

ジブリ発行の小雑誌。今回の巻頭は、扇子で釈台(しゃくだい)を叩きながら、独特の調子でしゃべっている・・講談師・・・二つ目 神田松之丞(かんだまつのじょう 1983年生)氏のロングインタビュー 。講談師の特集?。なぜ今?。違和感ありありで読み始めました。そういえば、講談は最近TVでも見なくなりましたね。

 

インタビュー最初のページに、「同席/ジブリ鈴木プロデューサー」。え。。ワクワク感がでてきました。大ファンとのこと。

 

読み始めると、神田松之丞氏は人気者でチケットが取れないこと。客席には、太田光さん他有名人も来る。本人曰く「客席の方が豪華」(笑)。

 

松之丞氏の講談は、なぜ人を惹きつけるのでしょうか。

松之丞氏曰く「若い頃から落語から浪曲まできいた。特に落語家立川談志(1936〜2011)師匠にしびれた。「らくだ」という男の話から感じ取れる“らくだ”の繊細さ、人間の機微についてゾクゾクした。が、これらはむしろ講談の中の方によくでてくる。今は落語に注目があつまっているが、講談の方が面白いという時代がくる。」

 

若いのにしっかりとした考えをもってます。また、業界全体を俯瞰したビジョンも語ってます。

「講談師は80人しかいない<危惧職>。私の代で、できるかどうか難しいかもしれないが、最低200人に増やして、専用の小屋を作りたい。」

 

また、講談はその場で見る方が俄然面白い。TVでは空気感が10%も伝わらない。空気感がつたわる会場の広さは300人がちょうどいい。とのこと。

 

HPを見ていると関西にも「大阪講談協会」がありました。こちらでも様々な活動をしているようです。

 

ぜひ会場に足を運びたいと思いました。

 

追伸(18/04/24)

夜テレビを見ていると、TBSテレビ「この差ってなんですか」に出演していました。Yシャツとカッターシャツの由来となぜ同じものに2つの名前がついているのかを講談してました。思ったより若々しくて、小柄な方でした。話はわかりやすくて落語の話し方も少しはいっていたように思いました。ちなみにYシャツは「ホワイトシャツ」の聞き間違い。カッターシャツは元はヨーロッパの襟付きのすぽーつシャツを輸入したミズノの創業者が名付け親で(勝負に)「勝ったあシャツ」とのこと。冗談みたいです。当時高級路線の「Yシャツ」とリーズナブル価格の「カッターシャツ」が時代を経て同じものを指すようになったとのことです。舞台と違って空気は伝わらないかもしれませんが、これからもどんどんTVにでて広げてほしいです。

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