18/04/16 【資料館】高島歴史民俗資料館

4/15(日)最後に訪問した滋賀県湖西地方高島市にある市立資料館。

鴨稲荷山古墳(かもいなりやまこふん)の石棺と出土品の見学です。

 

地元高島で生まれた第26代継体天皇(450~531?:在位507~531?)を強力にサポートした三尾一族の長の墓といわれてます(諸説あり)。造営が530~540年代といわれている元は全長約60mの前方後円墳継体天皇及びその父の彦主人王(ひこうしおう)がいづれも三尾氏から妻をとっていることからもその関係がわかります。ただ、今はその場所には、小屋に入っている石棺しか残ってません。この石棺は奈良二上山(にじょうざん)からもってきた白色凝灰岩(火山灰が原料)から造られているらしく、周辺地域との有力者との交流がわかります。

 

石棺が納められている古墳は資料館の200mほど先にありました。石棺を見守っているように八重桜が咲いてました。茶色の建物の中に石棺が入ってます。

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 パンフレットから石棺の状況です。発掘時の写真です。

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棺の中の出土品。広帯二山式冠(金属製)(復元品)。

聖徳太子が冠で位をつくったのはこのずっと後です。

これ以外に刀等も入っていたとのこと。

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日本書紀によると、506年に武烈天皇がなくなった際に、近親で天皇になれる方がいなかったため、5代前天皇の子孫である継体天皇をお迎えしたとのこと。

 

まだまだ書き足りませんが・・・小さいけれどはるか昔のロマンを広げてくれた資料館でした。