18/05/07(18/04/28) 【平井酒造】 滋賀県大津市 酒蔵訪問

 昨日でGWも終わりましたが、家庭菜園等でブログを更新できなかったのでこれからいくつかに分けて書き留めます。

 

4/28 大津駅観光案内所様主催で滋賀県・大津の魅力を伝えるツアーが開催されました。日本酒大好き(注:強くはないです)。1000円。今回は車ではなく電車でGO!です。f:id:okazu1ban:20180507093927j:image

 

集合時刻(10:30)の10分前に大津駅観光案内所に集合。20名程。老若男女まざってます。

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気持ちのいい春の空気を味わいながら街並みを10分程歩くと目的「平井商店」。

有限会社 平井商店 | ほぼ土曜大津 お店とか|ほぼサタデイ限定大津ガイド 土曜は大津、晴れの日は浜大津

平井商店は創業万治元年(1658年)で360年続いている、商店街の造り酒屋さんでした。銘柄「浅茅生(あさぢを)」。

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早速中に入らせていただきご主人からお話しをききました。

大津は東海道五十三次の53番目の宿場町。安土桃山時代天正14年(1586)頃に琵琶湖岸に大津城が築城され、城下町が誕生した頃から人が集まり、江戸時代には「大津百町」(おおつひゃくちょう)と呼ばれる小さな単位の100町で構成され、大変にぎわっていた。

残念ながら、当時の建物は「土」造り(土蔵等)であり、老朽化で取壊され当時の街並みはほとんど残っていない。「レンガ」造りが間に合っていたら、横浜、函館のレンガ建物のように、大津も観光スポットになっていたかもしれない。

米(取引所があった)と人と水が集まる大津では、77の造り酒屋があったが、現在は大津市全体でも3つを残すのみ。

とのことです。

 

酒と水を運ぶ道具。鉄製器具は、日本酒に赤錆びが入る可能性があるので、使わないとのこと。

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日本酒のタンク。”検定日”は計量法変更により、S33年12月31日までに尺貫法(しゃっかんほう 日本酒の”一合”)からメートル法準拠に変更必要となったため、タンクに酒が何㍑入るかを改めて検定した年月日。タンク製造年月日では無い。

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とても立派で太い梁。2階でもお酒が作れるとのこと。

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日本酒を絞る機械。手間はかかりますが、おいしいお酒が絞れる”佐瀬式”。f:id:okazu1ban:20180507094423j:image

写真だけで絞り方がわかりずらいので、リンクをつけます。

片山酒造初搾り!佐瀬式とは?-日光ブランド情報-日光ファン~日光LOVEな方のファンサイト

 

試飲はこの3種類。お嬢様が運んでくれました。おかわりしました。「みずかがみ」は滋賀県のおいしいお米です。

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日本酒は酒母(しゅぼ:蒸米・麹(こうじ)・水で酵母を培養したもの)に、さらに麹・蒸米(むしまい)・仕込み水をまぜた醪(もろみ)を発酵させてつくります。酵母が熟成を進めます。酵母は瓶づめされたお酒にも入っており、そのままでは熟成活動を続けますので、「火入れ」で熟成をとめて、酒質を安定させています。

ただ、低温(蔵ではマイナス温度)にして酵母菌の活動を抑制<要冷蔵のお酒、「生酒」>する方法もあるのですが、抑制しても少しづつ熟成が進む(酒があまくなる)ので、細かい注意が必要とのことです。

 

最後におみやげに酒粕をいただき、12時頃少しだけほろよい加減で店の外に出ると、ちんどん屋を・・何年(10年以上)ぶり?・・見ました。昭和の香りです。いいですね。

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日本酒といえば、「おそば」。昼ごはんは自家製麺「津ノ清」でざるそばをいただきました。すっきりしたそばでとてもおいしくいただきました。

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津ノ清 | ほぼ土曜大津 お店とか|ほぼサタデイ限定大津ガイド 土曜は大津、晴れの日は浜大津

 

その後も大津の街並みをぶらぶら歩いて帰りました。